「デイ・オブ・ザ・デッド」観てきました。以下簡単な感想。

「デイ・オブ・ザ・デッド」はジョージ・A・ロメロのゾンビ三部作(「ランド・オブ・ザ・デッド」以降も入れると三部作じゃないけどね)の三作目「「死霊のえじき(Day of the Dead)」のリメイクです。

前二作はそれぞれ「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世記」「ドーン・オブ・ザ・デッド」のタイトルでリメイクされています(「ゾンビ3D」は知りません。観てません)。

そのリメイク版二作が両方とも傑作だったので(だから「ゾンビ3D」は知らねえってば)、今作もおのずと期待され…と思ったら予告編や作品情報が公開された途端「なんじゃこりゃー」みたいな反応が沸き起こり、その後撮り直すとかなんだとかいろいろあった末に本国アメリカでは劇場公開せずにDVDスルーが決定されるというめっちゃくちゃ期待感が下がる出来事を経た末に日本で劇場公開されましたとさ。

で、そんなこんなでハードルがめちゃくちゃ下がった状態で観てきました。

正直な感想は「そんなに悪くない」。
ハードルが下がってたうんぬん以前に、アレな出来の作品が多いゾンビ映画というジャンルの中では中の上くらいの出来ではないかと思いました。ただしこの映画のゾンビはちょっとね…僕は鈍いゾンビも走るゾンビも好きな人間ですが、さすがに壁を這われると…もう別にゾンビじゃなくて良いじゃんって思いました。

中身は元の「死霊のえじき」とは)90%別物です。面影を残す部分も、どっちかっていうとオマージュのような印象でした。この映画、「死霊のえじき」のリメイクでは無く(“原案”とされてましたが…じゃあもうタイトルも変えちまえよって思いますが。なんか問題でもあるのでしょうか?)、またはじめからどの国でもDVDスルーだったら、全然違った印象になったかもしれません。

ひとつの映画としてみれば、“並のパニックホラー”といった感じです。
ゾンビ映画ファンの視点から見ると、あまりゾンビ映画らしくはないかもしれません…て言うか全体的に軽いです。
この軽さは、脚本の問題とかもあるんでしょうが、むしろ作り手の「作りたかったもの」の感覚に原因があるかもしれません。病院から脱出するシークエンスなど、「ゾンビ映画でこういうことしたかったぜ!」といったような感情は感じられるんですが、それが「俺だったらこういう映画にするぜ!」じゃあなくて「俺だったらゾンビが発生したらこうするぜ!」みたいな感覚で撮ってるような気がするんですよね。そのせいで映画的に軽い感じになってしまっているような…。


まあ、一番問題があるのは「この自由な世界で」とコレのどっちを観ようか悩んで、こっちを選んだ僕なんでしょうけどね。
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